夏休み、子どもと海水浴に行ってきました。
せっかくの楽しい海水浴。
でも、ただ遊んで帰るだけではもったいない!
海で見たもの、触ったもの、感じたことをきっかけにすると、理科・社会・算数・国語の学びにつなげることができます。
わが家では、海水浴中に「なんで海の水ってしょっぱいんだろう?」「あの船は何を運んでいるのかな?」など、子どもといろいろな話をしました。
さらに、帰宅してから調べたり、絵日記や自由研究のテーマにしたりすることで、遊びの体験を家庭学習につなげています。
今回は、実際にわが家が海水浴で体験したことをもとに、小学生でも楽しめる「海×家庭学習」のアイデアをまとめます。
夏休みは「遊び」も家庭学習になる
夏休みは、毎日机に向かって勉強するだけが学びではありません。
海水浴やプール、公園など、子どもが実際に体験することの中にも、学校の勉強につながるものがたくさんあります。
例えば、
- 海水の塩分と浮力 → 理科
- 波や潮の満ち引き → 理科
- 海の生き物 → 理科
- 海岸や船 → 社会
- 海洋ごみ → 環境学習
- 雷が光ってから音が聞こえるまでの時間 → 算数・理科
- 海で感じたことを文章にする → 国語
などです。
「今日は勉強するぞ!」と構える必要はありません。
親子で「なんでだろう?」と話すだけでも、学びのきっかけになります。
夏休みの過ごし方や家庭学習の計画については、こちらの記事にもまとめています。
→【夏休みの計画】夏休みの過ごし方は終業式前で決まる!小学生の家庭学習を成功させる計画の立て方
海水浴でできる「理科」の学び

海水はなぜ体が浮きやすい?「塩分」と「浮力」
海で泳いでいると、
「プールより海のほうが体が浮く気がする」
と感じることがあります。
そこで、
「なんで海だとプカプカ浮きやすいんだろう?」
と子どもに聞いてみました。
海水には塩分が含まれているため、真水とは密度が異なります。
こうした体験をきっかけに、浮力や密度について興味を持つことができます。
小学生なら、難しい説明をする必要はありません。
まずは、
「海の水には塩が入っているから、プールの水とは少し違うんだよ」
くらいから始めてみるのがおすすめです。
帰宅後に実験につなげてみる
海で感じた「浮く・沈む」を、家で実験につなげるのも面白いです。
例えば、塩水の濃さを変えて、生卵が浮くか沈むかを比べるなど。
海水浴での体験が、そのまま自由研究のテーマにもなります。
波や潮の満ち引きを観察する
海では、時間によって波打ち際の位置が変わることがあります。
「さっきより海が近くなっている?」
「砂浜が広くなった?」
など、実際の変化を観察してみましょう。
潮の満ち引きには、月や太陽の引力などが関係しています。
小学生の場合は、まず「海はいつも同じ状態ではない」ということに気づかせるだけでも十分です。
もし興味を持ったら、帰宅後に潮の満ち引きについて調べてみるのもおすすめです。
海の生き物を観察する

磯遊びや砂浜では、
- ヤドカリ
- カニ
- 小魚
- 貝
- 海藻
など、さまざまな生き物を見つけられます。
「この生き物は何を食べるのかな?」
「どこに住んでいるのかな?」
「貝殻の形はどうして違うのかな?」
など、疑問を一つ作ってみましょう。
知らない生き物を見つけたら、写真を撮って帰宅後に調べるのも楽しいです。
「見る→疑問を持つ→調べる」
この流れだけでも、家庭学習になります。
海の水が赤っぽい?「赤潮」をきっかけに考える
今回の海水浴では、海の水が赤や茶色っぽく見える場所がありました。
子どもも、
「海が赤い!」
と気になったようです。
そこで、「これは何だろう?」と一緒に調べてみました。
海水が赤色や茶色っぽく見える現象の一つに、赤潮があります。
赤潮は、海中のプランクトンが大量に増えることで起こることがあります。
「海が赤い」という目の前の変化から、海の生態系や環境問題について考えるきっかけにもなります。
海水浴でできる「社会」の学び
海岸の様子を観察してみる
海に着いたら、砂浜や岩場をちょっと観察してみましょう。
「ここは砂浜だけど、別の海岸は岩が多かったね」
など、海岸の違いに気づくことができます。
「海岸にはどんな特徴があるのかな?」
と話してみるだけでも、地理への興味につながります。
海に浮かぶ船から「日本の産業」を考える
海には大きな船が見えることがあります。
そんなとき、
「あの船は何を運んでいるのかな?」
「外国から荷物を運んできた船なのかな?」
と話してみました。
日本は海に囲まれた国なので、海は水産業や貿易など、私たちの生活にも関わっています。
小学生なら、まずは
「海と私たちの生活はつながっている」
と気づくところから始めてみるといいと思います。
砂浜のゴミから「海洋ごみ」を考える
砂浜には、ペットボトルやプラスチックなどのゴミが落ちていることがあります。
「これはどこから来たんだろう?」
「海の生き物が食べてしまったらどうなるんだろう?」
と話してみることで、海洋ごみや環境問題について考えるきっかけになります。
ただ「ゴミを捨てちゃダメ」と言うだけではなく、実際の海を見ながら考えることで、子どもにとっても身近な問題になります。
海水浴でできる「算数・理科」の学び
雷が光ってから音が聞こえるまでを数えてみる
今回の海水浴では、帰りにゲリラ豪雨にも遭いました。
そこで、雷が光ってから音が聞こえるまでの時間を数えてみました。
雷が光ってから、
「1、2、3……」
と音が聞こえるまでの時間を数えます。
音は光よりも遅く伝わるため、雷が光ってから音が聞こえるまでの時間を使って、雷までのおおよその距離を考えることができます。
例えば、音が聞こえるまでに約3秒かかったとすると、
340m × 3秒 = 約1,020m
というように、距離を考えることができます。
小学生なら、難しい計算問題としてではなく、
「雷が光った場所から、私たちがいるところまでどのくらい離れているんだろう?」
というクイズ感覚で楽しむのがおすすめです。
海水浴でできる「国語」の学び
五感を使って言葉を集めてみる
海では、普段の生活では使わないような言葉がたくさん出てきます。
例えば、
音
- ザザーン
- ざぶん
- パシャパシャ
砂の感触
- サラサラ
- ざらざら
- ひんやり
海の匂い
- 磯の香り
- 潮の匂い
などです。
「冷たい」「楽しかった」だけで終わらせず、
「どんな感じだった?」
と聞いてみると、子どもの表現が広がります。
「たとえ」を使って表現してみる
例えば、
「海の水が冷たかった」
だけではなく、
「氷水に足を入れたみたいに冷たかった」
「砂が片栗粉みたいにサラサラしていた」
など、別のものにたとえて表現することもできます。
これは、夏休みの絵日記や作文などの文章を書く練習にもつながります。
海水浴のハプニングも「なんで?」につなげてみる
今回の海水浴では、赤潮やゲリラ豪雨だけではありません。
なんと、カラスに顔面めがけてフンを落とされました(笑)
「最悪……」
で終わってしまいそうな出来事ですが、
「鳥のフンって、なんで白い部分と黒い部分があるんだろう?」
という疑問にもつながりました。
鳥の体の仕組みについて調べるきっかけになったのです。
もちろん、すべてのハプニングを無理に勉強につなげる必要はありません。
でも、
「なんで?」と思ったことを、そのままにせず調べてみる
という習慣は、家庭学習にも役立ちます。
帰宅後にもう一度「学び」を深める
海で体験したことは、帰宅したら終わりではありません。
家に帰ってからも、家庭学習につなげることができます。
写真を見返す
海で撮った写真を一緒に見ながら、
「一番印象に残ったのは何?」
と聞いてみます。
気になったことを一つだけ調べる
「赤潮って何?」
「この貝は何?」
「どうして海水はしょっぱいの?」
など、子どもが興味を持ったことを一つだけ調べてみます。
絵日記や作文を書く
夏休みの宿題に絵日記や作文があるなら、海水浴の体験を題材にするのもおすすめです。
自由研究に発展させる
さらに興味が出てきたら、
- 塩水と真水で浮き方を比べる
- 海の生き物を調べる
- 貝殻を観察する
- 海洋ごみについて調べる
など、自由研究に発展させることもできます。
海で遊んだ日は、勉強を減らしても大丈夫
海水浴から帰ってきた日は、子どもも親も疲れています。
そんな日に、
「帰ってきたらドリルをやりなさい!」
と言っても、なかなか難しいですよね。
わが家では、こういう日は体験そのものを学びにすることもあります。
写真を見ながら話したり、気になったことを少し調べたり、絵日記を書いたり。
それだけでも十分です。
毎日同じ量の勉強をこなすことより、夏休み全体の生活と学習のバランスを考えることも大切だと思っています。
普段のわが家の「子どもが机に向かう仕組み」についてはこちらにまとめています。
→【やる気アップ】夏休み子どもが机に向かう!我が家の「勉強ルーティン」
小2と小5では「海から広げる学び」も違う
わが家には小2と小5の子どもがいます。
同じ海水浴でも、学年によって声かけを変えています。
小2なら「見る・話す・書く」から
小2くらいなら、
「この貝、何かな?」
「海の水、しょっぱいね!」
「どんな音がする?」
というように、まずは見たり、触ったり、話したりすることを大切にしています。
帰宅後に絵日記を書いてみるのもおすすめです。
小2の家庭学習については、こちらの記事でもわが家の実践を紹介しています。
→【小2算数】「時刻と時間」のテストで90点!わが家で試した対策とあと一歩だった理由
小5なら「なぜ?」から一歩深く調べる
小5になると、
「なぜ海水は浮きやすいの?」
「赤潮はどうして起こるの?」
「海洋ごみはどこから来るの?」
など、一歩深く調べてみるのもおすすめです。
学校の理科や社会で習う内容ともつながりやすくなってきます。
わが家の小5家庭学習の様子はこちらの記事でも紹介しています。
→【小5】塾なしで、習い事と家庭学習を両立する我が家のリアル。
また、小5の漢字学習についてはこちら。
→【小5漢字】小テスト全100点&まとめテスト94・98点!我が家が使った神ドリル2冊とおうち学習法
「勉強させなきゃ」と思わなくても大丈夫
海水浴に行ったからといって、
「今日は理科を勉強するぞ!」
と頑張る必要はありません。
親子で海を見ながら、
「なんで波があるんだろう?」
「あの船は何をしているんだろう?」
「この貝、なんていう名前かな?」
と話すだけでも十分です。
子どもが「もっと知りたい」と思ったら、一緒に調べてみる。
それだけでも、立派な家庭学習だと思っています。
遊んだ体験が、学校の勉強につながる
実際に海で遊んだあとに教科書を開いたとき、
「あ!これ、海で見た!」
となれば、教科書の内容も身近に感じられます。
体験→疑問→調べる→学ぶ
この流れを、夏休みの遊びの中に少し取り入れてみるのがおすすめです。
もちろん、毎回きっちり学習につなげる必要はありません。
子どもにとっては、まず「楽しかった!」が一番。
その中に、ちょっとした「なんで?」を入れてあげるだけでいいと思います。
夏休みは「遊び」も最高の家庭学習
夏休みは、学校の勉強だけが学びではありません。
海水浴、プール、公園、お出かけなど、子どもが実際に体験したことには、たくさんの学びの種があります。
親も一緒になって、
「なんでだろう?」
「これ、面白いね!」
と楽しんでみる。
そうすると、子どもも自然と「もっと知りたい」と思ってくれるかもしれません。
今年の夏休みは、ぜひ遊びながら学ぶ家庭学習を楽しんでみてください。
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