小学校に入学すると、幼稚園・保育園の頃とは生活が一気に変わります。
「宿題はいつやればいい?」
「家庭学習って、学校の宿題だけでいいの?」
「小1は1日にどれくらい勉強すればいい?」
「どんなドリルを選べばいい?」
そんなふうに、小1の家庭学習について悩む方も多いのではないでしょうか。
我が家も、子どもが小学生になったときは試行錯誤の連続でした。
現在は小5・小2の子どもと、塾なしで家庭学習を続けています。
振り返ってみると、当時大切にしていたのは、難しい問題をたくさん解かせることではありませんでした。
「帰宅したら宿題をする」「毎日少しだけ机に向かう」「できなかったところをそのままにしない」
そんな小さな習慣を、無理なく続けることでした。
この記事では、我が家が小1の頃に実践していた家庭学習の進め方や、実際に使ってよかった市販ドリル、小5になった今だからこそ「やっておいてよかった」と感じることをまとめます。
※この記事で紹介している方法は、あくまで我が家で実践した家庭学習の一例です。子どもの性格や学校生活、体調に合わせて無理のない範囲で取り入れてください。
小1の家庭学習、まず何から始める?
我が家が最初に意識したのは「勉強量を増やすこと」ではなく「毎日の流れを決めること」でした。
小学校に入学したばかりの時期は、学校へ行くだけでも子どもはかなり疲れます。
新しい先生、新しい友達、新しい教室。
幼児期とは生活リズムも大きく変わります。
だからこそ、最初から大量のドリルを用意するのではなく、
「学校から帰ったら、まず宿題をする」
というシンプルなルールからスタートしました。
宿題はいつやる?我が家は「帰宅後すぐ」

我が家では、学校から帰宅したら、できるだけ早く宿題を済ませるようにしていました。
当時の宿題は、音読、計算カード、プリントなど。
その日の内容にもよりますが、30分程度で終わることが多かったです。
宿題を終えたら、その後は遊んだり、習い事へ行ったり。
「宿題をやってから遊ぶ」という順番を決めておくことで、宿題を後回しにして忘れてしまうことを防ぎました。
もちろん、毎日必ず同じようにできたわけではありません。
疲れている日は、いつものように進まないこともあります。
そんな日は、無理に勉強時間を増やすのではなく、まず休ませることを優先しました。
小1の家庭学習は、毎日完璧にこなすことより、長く続けられる仕組みを作ることが大切だと感じています。
小1の家庭学習は1日どれくらい?我が家は「時間」より「継続」を重視
「小1は何分くらい勉強しているの?」
これは、親として気になるところですよね。
我が家も、周りの子がどれくらい家庭学習をしているのか気になっていました。
ベネッセ教育総合研究所の調査でも、家庭学習の時間には子どもによってかなり幅があります。
そのため、我が家では「○分必ずやる」と時間だけを目標にするのではなく、
その日に必要な宿題+子どもの様子を見ながら無理のない量
を意識していました。
特に小1の前半は、学校生活そのものに慣れることが最優先。
疲れている日に無理やりドリルを増やして、「勉強=つらいもの」になってしまうのは避けたいと思っていました。
家庭学習は、長時間やることが目的ではありません。
短い時間でも、「今日もできた」を積み重ねること。
我が家では、この考え方を大切にしていました。
小1の家庭学習、学校の宿題だけでは足りない?
これは家庭によって考え方が違うと思います。
我が家の場合は、学校の宿題を終えたあと、子どもの様子を見ながら市販ドリルなどにも取り組んでいました。
ただし、最初からたくさんの教材を用意したわけではありません。
意識したのは、
「子どもが今できる問題」と「少しだけ頑張ればできる問題」を選ぶこと。
特に苦手な子の場合、難しすぎるドリルを選ぶと、途中で嫌になってしまいます。
我が家では、基本的に8~9割くらいは自力で解けて、残りに少し考える問題があるくらいの教材を選ぶようにしていました。
「全部スラスラ解ける」だけでもなく、「ほとんど分からない」でもない。
子どもが「これならできそう」と思えるレベルから始めることを意識しました。
我が家が家庭学習で「紙のドリル」を選んだ理由
現在はタブレット教材もたくさんあります。
便利な教材が増えていますが、我が家では、紙のドリルを中心に家庭学習をしていました。
理由のひとつは、自分の手で書く練習をたくさんしてほしかったからです。
まだ小学生といえど、幼いので、鉛筆を持つこと自体にも慣れていません。
字を書く。
間違えたら消しゴムで消す。
もう一度書く。
こうした一つひとつの作業にも練習が必要でした。
実際、低学年のうちは消しゴムの使い方もまだまだ不器用。
紙が破れてしまったり、答案欄が黒くなってしまったりすることもありました。
でも、こうした経験も含めて、書く力につながっていくのかなと感じています。
もちろん、タブレット学習にも良さがあります。
大切なのは「紙かタブレットか」という二択ではなく、子どもに合った教材を選ぶこと。
我が家の場合は、低学年では紙のドリルを中心にしていました。
実際に使ってよかった市販ドリル
ここからは、我が家が実際に使ってよかった教材を紹介します。
我が家には、算数が苦手な子と国語が苦手な子がいます。
そのため、「難しい教材だからおすすめ」というより、苦手な子でも取り組みやすかった教材を中心に選びました。
基礎固めに使った「習熟プリント」

まず、基礎固めで使っていたのが「習熟プリント」です。
苦手な子の場合、私は「学年相当の教材」にこだわりすぎなくてもいいと思っています。
たとえば、小1だから小1用のドリルを必ず使わなければいけない、ということではありません。
年長向けの教材に戻ったほうが、子どもがスムーズに理解できる場合もあります。
大切なのは、子どもが「できた!」を積み重ねられるレベルから始めること。
我が家では、学校のテストで間違えた単元があれば、その部分を家庭学習で繰り返しました。
苦手なところは、一度解いただけではなかなか定着しません。
「分かったつもり」で終わらせず、
- 間違えた問題を確認する
- なぜ間違えたのか考える
- 似た問題をもう一度解く
- 時間を置いて、もう一度確認する
という流れを意識していました。
国語は「苦手を見つけたら戻る」
国語では、文章の読み取りや文法的な内容など、子どもによってつまずくポイントが違います。
我が家の小2の下の子は、当時、接続助詞が苦手で、学校のテストで40点を取ってきたこともありました。
そこで、そのままにせず、家庭で何度も復習。
時間を置いて忘れた頃にもう一度問題を出す、ということもしました。
苦手な単元は、一度集中してやるだけではなく、忘れた頃にもう一度出会わせることも大切だと感じています。
算数は「計算」を繰り返す
算数では、計算を繰り返しました。
低学年のうちに、基本的な計算を「考え込まなくても正確にできる」状態に近づけておくと、高学年になってから文章題などに取り組むときにも助けになります。
もちろん、計算の速さだけが大切というわけではありません。
まずは、
正しく計算できること。
そのうえで、少しずつスピードも上げていく。
この順番を意識していました。
「習熟プリント」は、紙面が比較的ゆったりしていて、低学年の子どもでも書き込みやすかったところが我が家では気に入っていました。
少し難しい問題に挑戦したいときは「ハイレベ100」
基礎ができてきて、もう少し難しい問題にも挑戦したいときに使ったのが奨学社の「ハイレベ100」です。
我が家では、奨学社の教材を気に入って使っていました。
基本問題だけではなく、考える力が必要な問題にも取り組めるところが魅力でした。
ただし、ここも大切なのは子どもの現在の理解度です。
「難しい教材をやれば学力が上がる」と考えるのではなく、
基礎ができる
↓
少し難しい問題に挑戦する
↓
間違えたところを復習する
という流れを意識しました。
さらに難しい問題に挑戦したいなら「最レベ」
「もう少し難しい問題にも挑戦したい」という場合には、奨学社の「最レベ」シリーズも選択肢になります。
我が家でも使いましたが、ここまでやり込む前に先取り学習へ移りました。
すべての教材を最後まで完璧にやる必要はありません。
子どもの成長や家庭学習の進み方に合わせて、教材を入れ替えていけばいいと思っています。
家庭学習を続けるために、我が家がやっていた3つの工夫
教材選びと同じくらい大切だったのが、「勉強を始めるまでの仕組み」でした。
帰宅したら勉強できる状態にしておく
我が家では、子どもが帰ってくる前に、リビングのテーブルにその日の課題と筆箱を準備していました。
子どもが「何をやればいいの?」と考えなくてもいいようにしておくのです。
帰宅したらランドセルを置く。
給食袋や水筒などを片付ける。
リビングに来る。
そして宿題を始める。
この流れをできるだけ固定しました。
勉強を「やる気が出たら始めるもの」にしないこと。
これが、後々の習慣づくりにかなり役立ったと感じています。
子どもが疲れている日は無理をしない
一方で、毎日必ず同じ量をこなしたわけではありません。
低学年の頃は、学校生活だけでもかなり体力を使います。
疲れている日には、
「今日は宿題だけで終わり」
という日があってもいい。
我が家では、家庭学習のために睡眠時間を削ることはしませんでした。
勉強を続けるためにも、睡眠や遊びは大切。
これは今でも変わらない我が家の考え方です。
間違えた問題を「やりっぱなし」にしない
家庭学習では、何冊ドリルを終わらせたかよりも、間違えた問題をどう復習するかを重視しました。
100ページあるドリルを一気に進めるより、
間違えたところを確認する
↓
もう一度解く
↓
数日後に確認する
というほうが、我が家には合っていました。
「できなかった問題」は、子どもの弱点を教えてくれる大切な材料。
そう考えると、間違いを見つけること自体が家庭学習の収穫になります。
勉強を「笑顔で見守る」ために意識したこと
低学年の家庭学習では、親の声かけもかなり重要だと感じました。
特に我が家で気をつけたのは、「間違えたこと」を責めないこと。
間違いが見つかったら、
「なんでこんなの間違えたの?」
ではなく、
「ここ、もう一回見てみようか」
「どこまで分かってる?」
という声かけをするようにしました。
……とはいえ、毎回うまくできたわけではありません。
親も人間なので、つい熱くなることもあります(笑)。
だからこそ、「家庭学習は親子で完璧にやるものではない」と思っています。
リビング学習で「勉強を始めるハードル」を下げる
我が家では、リビング学習をしていました。
子どもが帰宅したら、すぐ勉強できるように、テーブルの上に必要なものを準備。
「勉強しなさい」と何度も声をかけるより、自然と勉強が始まる環境を作ることを意識しました。
低学年の頃は、親が隣に座っているだけで安心して取り組めることもあります。
「自分で勉強する」ことを急ぎすぎず、最初は親子で一緒に取り組みながら、少しずつ自分でできる範囲を増やしていきました。
小5になった今だから分かる「やっておいてよかったこと」
ここは、現在小5の子どもを見ていて特に感じる部分です。
今考えると「こんなことを今やって意味があるのかな?」と思うこともありました。
でも、小5になった今振り返ると、低学年の頃に身につけた習慣が、その後の家庭学習につながっていると感じます。
「計算力」が高学年の算数を助けてくれた
小学校高学年になると、
- 単位量あたりの大きさ
- 速さ
- 割合
など、算数の中でもつまずきやすい単元が増えてきます。
こうした問題では、文章を読んで条件を整理し、何を求めればいいのかを考える必要があります。
そのとき、基本的な計算に時間がかかりすぎないことは、大きな助けになります。
だからこそ我が家では、低学年のうちに基本的な計算を繰り返しておいてよかったと感じています。
もちろん、計算だけできれば高学年の算数ができるわけではありません。
文章を読む力、図を書く力、数量関係を考える力なども必要です。
それでも、計算という土台を早いうちに作っておくことには意味があったと思っています。
小2の単位換算も、家庭で実物を使ってみた
小2になると、cm・mmやL・dLなど、単位を扱う学習も出てきます。
我が家では、こうした内容を机の上だけで覚えさせるのではなく、実物を使って確認することもありました。
「1Lってどのくらい?」
「100cmって実際にはどれくらい?」
と、生活の中で量を実感することで、数字だけでは分かりにくい内容もイメージしやすくなります。
実際の家庭学習についてはこちらにもまとめています。
→ 【小2算数】単位換算が苦手!cm・mm・L・dLを楽しく覚える家庭学習法
漢字は「間違えたところを繰り返す」が我が家の基本
漢字も、低学年の頃から「間違えたら終わり」にしないことを意識しました。
小2では、苦手な漢字を家庭で繰り返し練習。
その結果、1学期のまとめテストで100点を取ることができました。
詳しい家庭学習の進め方はこちらです。
→ 【小2漢字】漢字苦手な子が塾なし家庭学習のみ「1学期のまとめテスト」で100点をとれたロードマップ
その後、小5でも漢字学習は続いています。
小5では、一学期の小テストすべてで100点を取り、まとめテストでも94点・98点という結果でした。
→ 【小5漢字】小テスト全100点&まとめテスト94・98点!我が家が使ったドリル2冊とおうち学習法
低学年から続けてきた「間違えたところを復習する」という習慣が、高学年でも役立っていると感じています。
年長から続けた「机に向かう習慣」が小5の今につながっている
小学生になってから突然「毎日勉強しよう」とするより、幼児期から少しずつ机に向かう経験を積んでおくと、入学後が楽になることがあります。
我が家でも、年長の頃からワークやパズル、かるたなど、遊びに近い形で学習する時間を作っていました。
ただし、幼児期から長時間机に向かわせていたわけではありません。
「机に向かう=特別なことではない」
という感覚を作ることを意識していました。
また、外遊びも大切にしていました。
長時間机に向かうためには、体力も必要です。
勉強だけではなく、外で思い切り遊ぶ。
そして疲れたらしっかり眠る。
こうした生活そのものが、家庭学習を続ける土台になっていたと思います。
小学生になったら「音読」も大切にしたい
小学校では、音読の宿題が出ることも多いですよね。
我が家では、音読もできるだけ大切にしてきました。
音読は一見すると地味な宿題ですが、文章を声に出して読むことで、文章に触れる時間を毎日作ることができます。
小5になると、文章量も増えます。
国語だけではなく、算数の文章題でも「問題文を正確に読む力」が必要になります。
低学年の頃から、さまざまな文章を読む習慣を作っておいてよかったと感じています。
もちろん、音読だけで国語力がすべて身につくわけではありません。
読書をしたり、親子で本について話したり、興味のある文章を読んだり。
そうした経験も合わせながら、少しずつ「読むこと」に慣れていければ十分だと思います。
低学年の家庭学習で大切なのは「たくさんやること」ではない
小学生になると、
「周りの子はもっと勉強しているのでは?」
「先取り学習をしたほうがいい?」
「難しいドリルもやったほうがいい?」
と、つい焦ってしまいます。
私自身も、何度も迷いました。
でも、小5・小2になった子どもたちを見ていて、今一番感じているのは、
小1の家庭学習で一番大切なのは、勉強量ではなく「続けられる仕組み」を作ることだった
ということです。
帰宅したら宿題をする。
毎日少しだけドリルをする。
間違えたところは復習する。
音読をする。
疲れている日は休む。
この繰り返しです。
派手ではありません。
でも、こうした小さな習慣が積み重なって、少しずつ「自分で勉強する力」につながっていったと感じています。
まとめ
家庭学習を始めるなら、最初から難しい教材をたくさん用意する必要はありません。
我が家が大切にしてきたのは、次の5つです。
- 帰宅後に宿題をする流れを作る
- 子どもの理解度に合ったドリルを選ぶ
- 間違えた問題を繰り返し復習する
- 毎日少しずつ「勉強する習慣」を作る
- 疲れている日は睡眠や遊びを優先する
特に、「できない問題を無理に進めない」ことは大切にしていました。
少し簡単な問題に戻って、「できた!」を増やす。
できるようになったら、少しだけ難しい問題に挑戦する。
この繰り返しで十分です。
我が家も最初から、毎日完璧に家庭学習ができていたわけではありません。
それでも、小1から作り上げてきた、小さな習慣が、小2、小3……そして小5になった今の家庭学習につながっています。
塾なし家庭学習だからこそ、子どもの様子を見ながら、無理なく続けられる方法を探していく。
それが我が家の家庭学習の基本です。
「今日は宿題だけで終わり!」
そんな日があっても大丈夫。
親子で無理なく続けながら、少しずつ「勉強するのが当たり前」の生活リズムを作っていきましょう。
この記事で紹介した教材
今回紹介させていただいた教材をまとめました。
\我が家の愛用プリント/
習熟プリント 大判 B4
\ちょいむずにチャレンジ/
ハイレベ100
\難しい問題にチャレンジ/
最レベ
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同じように家庭学習をしているご家庭の参考になるよう、我が家の経験もこれから発信していきます。





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