小学生の家庭学習で、意外と苦労するのが漢字ではないでしょうか。
「漢字ドリルをやっているのに、テストになると書けない」
「昨日は書けたのに、次の日には忘れている」
「同じ漢字を何回書かせても覚えない」
「子どもに漢字をどうやって教えたらいいの?」
わが家も、子どもたちの漢字学習では何度も試行錯誤してきました。
わが家は基本的に塾なし・家庭学習のみ。
現在は小学生の子どもたちと家庭学習を続けています。
そんなわが家が漢字学習で大切にしているのは、ただ漢字を何回も書かせることではありません。
「覚える」→「使ってみる」→「間違いを見つける」→「意味と結びつける」
この流れを繰り返しています。
この記事では、わが家が実際に家庭で続けてきた小学生の漢字学習法4STEPSをまとめます。
「漢字がなかなか覚えられない」という方の、家庭学習のヒントになればうれしいです
小学生の漢字、こんなことで悩んでいませんか?
小学生の漢字学習。
親としては、
「学校で習った漢字を覚えてほしい」
「漢字テストではできるだけ点数を取ってほしい」
と思いますよね。
でも、実際に家庭学習をしていると、
「この前できていたのに、なんで今日は書けないの?」
ということが、けっこうあります。
わが家でもありました。
特に、
- 同じ漢字を何度も間違える
- 漢字は書けるけれど意味を知らない
- 熟語になると急に書けなくなる
- ドリルではできるのにテストでは間違える
- 何回練習させればいいのか分からない
ということは、漢字学習をしているとよくあります。
そこで、わが家では「漢字をたくさん書かせる」だけではなく、どうしたら子どもが漢字を思い出せるようになるのかを考えながら学習するようになりました。
わが家の漢字学習は「何回も書く」だけではありません
わが家の漢字学習を一言で表すなら、「間違えた漢字を、そのままにしないです。
そして、もう一つ大切にしているのが、「漢字だけを丸暗記させない」ということ。
漢字を書けるようになることはもちろん大切です。
でも、
「この漢字は何と読むの?」
「この言葉はどういう意味?」
と聞いたときに、まったく意味が分からない状態では、なかなか定着しません。
そこで、わが家では、
- 漢字のへんやつくり・書き順を覚える
- ドリルで練習する
- 間違えた漢字を拾う
- 意味や実物と結びつける
という流れで学習しています。
これが、わが家の漢字学習の基本形です。
わが家の小学生漢字学習4STEPS
わが家が実際にやっている方法はこちらです。
- 漢字のへんやつくりと書き順を覚える
- 子どもが好きそうなドリルで練習する
- 間違えた漢字だけ、間違い直しノートで復習する
- 覚えられない漢字は、意味や具体物と結びつける
ポイントは、最初から完璧を目指さないこと。
ドリルをやって、間違えたら、「じゃあ、間違えたところをもう一度やろう」というだけです。
全部を何度も繰り返すのではなく、できなかったところに時間を使うようにしています。
STEP1 漢字のへんやつくりと書き順を覚える

わが家では、漢字をただ見て書き写すだけではなく、まず漢字のへんやつくりや書き方を意識するところから始めています。
そこで使っているのが、下村式「となえてかく漢字練習ノート」です。
この教材の特徴は、漢字を書くときに、書き方を声に出して覚えていくところ。
例えば「大」なら、「♪よこぼうに、左にはらって、右払い」というように、実際に声に出しながら書きます。
これが、子どもには意外と楽しいようでした。
漢字をただ黙々と書くのではなく、
「♪よこぼうに」
「♪左にはらって」
「♪右払い」
と、ちょっとリズムをつけながら覚えていきます。
もちろん、すべての子にこの方法が合うとは限りません。
でも、わが家の場合は、「見るだけ」よりも「声に出して、実際に書く」ほうが漢字の形を意識しやすいと感じました。
これがわが家のSTEP1です。
STEP2 子どもが好きそうなドリルで練習する
STEP1で漢字のやへんやつくり、書き順を覚えたら、次は実際に問題を解いていきます。
ここでわが家が大切にしているのが、「子どもが好きなドリルを選ぶ」ということ。
わが家では、子どもが好きそうなキャラクターのドリルを選ぶことがあります。
正直、親からすると、「漢字の勉強なら、どのドリルでもいいんじゃない?」と思ってしまうこともあります。
でも、子どもにとっては、「このキャラクター好き!」「このドリルならやってみようかな」という気持ちが、意外と大きいんですよね。
わが家では、コピーして使うこともあれば、直接書き込むこともあります。
そして、全部終わったら付属のシールをあげる。
そんな小さな楽しみも作っていました。
毎日、「気に入ったキャラクターのドリル1ページ」を進める。
これだけなら、子どもにとっても「ものすごく大変な勉強」という感じにはなりにくいようでした。
ただし、ここで重要なのは、「ドリルをやったら終わり、ではない」ということです。
ドリルで間違えた漢字があれば、次のSTEPへ進みます。
STEP3 間違えた漢字だけ「間違い直しノート」へ

ここが、わが家の漢字学習で一番大切にしているところです。
わが家では、間違えた漢字を、子どもに何回も書かせるという方法を基本的にはしていません。
その代わりに、ママが「間違い直しノート」を作ります。
ちょっと、ここはママの出番です。
ドリルで間違えた漢字を、ママが漢字ノートに書き写します。
そして翌日、「昨日間違えた漢字、覚えているかな?」と、もう一度出します。
例えば「細工」を間違えたら……
月曜日。
ドリルで「細工」を間違えました。
↓
ママが「細工」を間違い直しノートに書く。
↓
火曜日。
「細工」をもう一度出してみる。
↓
まだ書けない。
↓
水曜日。
もう一度「細工」。
↓
今度は書けた!
↓
次の漢字へ。
こんな感じです。
つまり、
できた漢字はどんどん先へ進む。
できない漢字だけ、もう一度戻る。
これがわが家の方法です。
全部の漢字を毎日何回も練習するのではなく、子どもが苦手なところにだけ時間を使うようにしています
それでも同じ漢字を何日も間違える……
ここが、親として一番つらいところですよね(笑)。
「昨日もやったよね?」
「一昨日もやったよね?」
「もう三日目なんだけど……!」
となることもあります。
でも、そこで怒っても漢字が書けるようになるわけではありません。
なので、わが家では「まだ覚えてないんだね」くらいに考えるようにしています。
そして、また次の日に出す。
何度も同じ漢字を書くこと自体が悪いのではなく、わが家では、意味を考えずに同じ漢字を何十回も書かせることはしないようにしています。
「なぜ覚えられないのかな?」と考えて、次のSTEPへ進みます。
STEP4 覚えられない漢字は画像検索してみる

それでも覚えられない漢字があります。
そんなときに、わが家がやっているのが、「その漢字や言葉を画像検索してみる」という方法です。
例えば、「細工」という言葉が書けなかったとします。
何回やっても覚えられない。
そんなときは、PCやスマホで「細工」と画像検索してみます。
すると、寄木細工など、実際の「細工」が使われているものが出てきます。
そこで子どもが、「あっ!これ、旅館とかで見たことある!」となったんです。
これが、わが家ではけっこう大きなポイントでした。
「細工」という漢字だけを見て覚えるのではなく、「旅館で見たことがあるもの」という実体験と結びついたからです。
そして翌日の復習。
「さいくって、なんだっけ?」と聞いて、「昨日、旅館で見たことあるって言ってたよね?」と、記憶を掘り起こすお手伝いをします。
すると、今度は漢字が書ける。
もちろん、すべての漢字がこれだけですぐ覚えられるわけではありません。
でも、わが家では、「漢字と具体物を結びつける」ことを意識しています。
漢字は「形」だけ覚えればいいわけじゃない
小学生の漢字学習では、「正しく書けること」がもちろん大切です。
でも、私はそれだけではないと思っています。
例えば、「細工」という言葉を見たときに、「さいく」と読める。
さらに、「細工ってこういうものだよね」とイメージできる。
そこまでつながると、漢字が単なる記号ではなくなります。
だから、わが家では、「漢字+読み方+意味+具体的なイメージ」をできるだけ結びつけるようにしています。
これは、学年が上がって熟語が増えてくると、ますます大切になってくると感じています。
漢字を覚えられないとき、わが家がやらないこと
ここまで読んで、「でも、結局何回も書くんじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。
もちろん、漢字を書く練習は必要です。
ただ、わが家では、「書けないから、とにかく10回書こう!」とはしません。
例えば「細工」が書けなかったからといって、
細
細
細
細
細
細
細
細
細
細
と10回書いて終了。
ということは、基本的にはしていません。
それよりも、「なぜ間違えたのかな?」を考えます。
- 「へんやつくり」が分からないのかな?
- 読み方が分からないのかな?
- 意味が分からないのかな?
- 似た漢字と混ざっているのかな?
- 言葉自体を知らないのかな?
そこを考えて、必要なら、
- もう一度書く
- 読み方を確認する
- 熟語の意味を確認する
- 画像を見せる
- 実際の経験と結びつける
というように、対応を変えています。
「間違えた=もっとたくさん書かせる」ではなく、「なぜ間違えたのか」を見る。
これが、わが家が大切にしている考え方です。
この方法を続けてみて、小2の漢字テストはどうなった?
では、
「そんな方法で、本当に漢字が書けるようになるの?」
というところですよね。
わが家では、小2の子どもがこのような家庭学習を続けています。
そして、実際に小2の漢字学習では、小テスト100点という結果につながりました。
もちろん、「この方法をやれば誰でも100点!」ということではありません。
子どもの得意・不得意や、学校のテストの内容によっても結果は変わります。
ただ、わが家の場合は、
- 毎日の少しずつの練習
- 間違えた漢字の繰り返し
- 意味や具体物との結びつき
を続けたことで、漢字学習が以前より安定してきたと感じています。
実際に使ったドリルや、小2の漢字テスト100点までの家庭学習については、こちらの記事に詳しくまとめています。
→ 【小2漢字】漢字苦手な子が塾なし家庭学習のみ「1学期のまとめテスト」で100点をとれたロードマップ
ここは、小2の実践を詳しく知りたい方に向けた記事です。
小5になっても漢字学習の基本は同じ
小2くらいまでなら、「習った漢字を覚える」ということが中心になりやすいですよね。
ところが、学年が上がるにつれて、漢字はどんどん難しくなっていきます。
画数も増えます。
似た漢字も増えます。
そして、熟語も難しくなります。
小5になると、
「漢字そのものは知っているけれど、熟語になると意味が分からない」ということも増えてきます。
だからこそ、小2のころから、「漢字を形だけで覚えない」ということを大切にしてきてよかったと感じています。
小5になっても、
- 覚える
- 使う
- 間違いを確認する
- 意味を考える
という基本的な流れは変わりません。
もちろん、小5になると、子ども自身に「なぜ間違えたのか」を考えてもらう場面も増えてきます。
低学年では親がかなり手を出していた部分も、少しずつ自分でできるようにしていく。
これも、高学年の家庭学習では大切だと思っています。
わが家の小5の家庭学習や、習い事と勉強をどう両立しているのかについては、こちらにもまとめています。
→ 【小5】塾なしで、習い事と家庭学習を両立する我が家のリアル
漢字ドリルは「子どもが続けられるもの」を選ぶ
ここまで読んで、「じゃあ、どの漢字ドリルを使えばいいの?」と思いますよね。
わが家の場合、ドリル選びで大切にしているのは、「子どもが続けられるか」です。
もちろん、
- 学年に合っている
- 習う漢字がきちんと入っている
- 読み書きの練習ができる
- 問題量が多すぎない
なども確認します。
でも、それと同じくらい、「子どもが嫌がらずに開いてくれるか」を大切にしています。
だから、キャラクターのドリルを選ぶこともあります。
「今日はこのキャラクターと一緒に1ページやろう」くらいの気持ちで始められるなら、それも立派な家庭学習の工夫だと思っています。
そして、ドリルそのものよりも大切なのが、ドリルをやった後に、間違いをどう扱うか。
わが家の場合は、「ドリル=問題を解く場所」「間違い直しノート=苦手を克服する場所」という役割分担にしています。
学年が上がっても大切にしていること
小学生の漢字学習は、学年が上がるほど難しくなります。
でも、わが家が大切にしていることは、基本的には変わりません。
間違えた漢字を放置しない
「間違えちゃったね」で終わりにせず、もう一度確認する。
ただ何回も書かせない
たくさん書くことよりも、思い出して正しく書く機会を作る。
漢字の意味を確認する
知らない言葉なら、そもそも覚えにくい。
具体的なものと結びつける
画像検索や実体験などを使って、言葉をイメージできるようにする。
子どもに合った教材を使う
「一番評判がいいもの」ではなく、わが子が続けられるものを選ぶ。
この5つです。
そして、もう一つ。
親が焦りすぎないこと。
これも大事だと思っています。
昨日できなかった。
今日もできなかった。
明日もできないかもしれない。
でも、そこで一緒に、「じゃあ、どうしたら覚えられるかな?」と考えていく。
家庭学習だからこそできることもあると思っています。
まとめ
わが家の漢字学習は「覚える→間違える→思い出す」の繰り返し
わが家の小学生の漢字学習は、特別な方法ではありません。
基本は、
STEP1 漢字の形と書き方を覚える
STEP2 子どもが好きなドリルで練習する
STEP3 間違えた漢字だけ、間違い直しノートで復習する
STEP4 覚えられない漢字は、意味や具体物と結びつける
この繰り返しです。
特に大切にしているのが、「間違えた漢字を放置しないこと」
そして、「漢字をただの形として覚えさせないこと」です。
「細工」という漢字が書けなかったときに、画像検索をして、
「旅館で見たことある!」
と子どもの経験につながったように、漢字は日常生活の中でも覚えることができます。
家庭学習というと、「毎日机に向かって問題集を解く」というイメージがあります。
もちろん、それも大切です。
でも、わが家では、
- 本を読むこと
- 旅行に行くこと
- 実物を見ること
- 子どもと会話すること
なども、漢字や言葉を覚えるきっかけになると思っています。
小学生の漢字は、学年が上がるほど難しくなります。
だからこそ、
「どうしたら覚えられる?」
「どうしたら思い出せる?」
と子どもと一緒に考えながら、これからも家庭学習を続けていきたいと思います。
わが家も、まだまだ試行錯誤の途中です。
でも、「間違えたら、もう一度やればいい」くらいの気持ちで、コツコツ続けています。
「子どもの漢字がなかなか覚えられない」
「何回書かせても忘れてしまう」
そんなときに、わが家の方法が少しでも参考になればうれしいです。
今回紹介した我が家が実際に使用している教材

かてがくママの漢字学習・実践記事はこちら
みなさんの漢字の覚え方も教えてください
同じように家庭学習をしている方の参考にもなると思います。
質問・体験談・ちょっとした相談も大歓迎です。
我が家の方法がすべてのご家庭に合うわけではないので、みなさんの工夫もぜひコメント欄で聞かせてくださいね。





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